読谷村長 石嶺傳實

ishimine 東シナ海を望む風光明媚な残波岬と、全長約14Kmにも伸びる自然海岸を有し、海に沈むサンセットが日本一美しいと自負しております「日本一人口の多い村」読谷村におきまして、『第3回クリーンピック全国大会in沖縄2015』が開催されますことは、たいへん光栄であり、開催地を代表いたしまして、心からの歓迎と感謝の意を表します。
さて、沖縄の豊かな自然環境は、いにしえの先人達からの贈り物であり、現代に生きるわたくしたちは、その贈り物をしっかりと保全し、より豊かなものとして次世代へと受け継ぐ義務と責任を負っております。
そのためには、誰もが身近な自然環境に触れ親しみ、その素晴らしさを実感することが、環境保全への一番の近道ではないかと思っております。
そういった意味からも、本日のクリーンピックの開催は、海岸線の清掃活動と競技性とを両立させた、老若男女を問わず誰もがともに学び、楽しみながら環境保全活動を行える画期的なイベントであり、沖縄から全国各地へとその活動の幅をさらに広げられますことを、大いにご期待申し上げます。
結びに、『第3回クリーンピック全国大会in沖縄2015』のご成功と、関係各位の今後ますますのご活躍とご健勝を祈念いたしまして、あいさつといたします。


クリーンピック全国大会実行委員長
金城 浩二

kinjyo

ゴミでサンゴが死ぬこともある。だから、ビーチクリーンをする。みんなに呼びかける
綺麗になる。

数日するとまた、ゴミが流れてくる。海外、県外、県内、何処からでもゴミはやってくる。
それでもまた掃除をする。沢山の人が手伝ってくれた。
でも、回を重ねるたびに、だんだん人が減ってくる。気がつけば僕らだけになった。それでも諦めない。

ビーチクリーンをボランティアをスポーツにしようと考えた。

その名もクリーンピック。

ゴミの量に賞金をかけた。競技時間は、53分。
今までの数十倍ゴミが集まった。海岸の藪や海の中から、ゴミが出てくる、出てくる。
昭和時代からのゴミが沢山。毎回、平均約2トン。
おっさんがゴミを奪い合っている。美しい。
お姉さんが汚いゴミを持って笑っている。
茶髪のお兄ちゃんが廃タイヤ持ってガッツポーズしてる。

「悲しいことは楽しいことへ」。

いろんな人がいろんな意見を言ってくれる。みんな間違っていない。世の中の意見。
でも現実は、たまにじゃない。毎日だ。
ゴミは毎日流れてくるし、罵声は定期的にやってくる。綺麗な意見だけでは、心が折れる。
ゴミの問題は、社会の問題。正しい意見を言うのは、誰でもできる。
感じて動かなければ、何も変わらない。